大きな声で挨拶

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1月は何かを始めるには良い時期です。
今日の稽古では、4名の子供達(4歳3人、5歳1人)が体験に来てくれました。

帯上の子供達(と言ってもまだ、青帯8級)がリードしてくれたおかげで、最初は戸惑っていた体験の子たちも最後は笑顔で元気よく「押忍ありがとうございました!」と挨拶できるようになってました。
もしかして空手を体験するのが、人生でこの一回きりだとしても、これだけ覚えて帰ってもらえたなら空手指導者冥利に尽きるというものです。

稽古の終わりの講話で子供達にも話をしたのですが、大きな声を出すというのはとても大切なことでして、人間生まれて来た時、一番最初に行う生命活動が、大声で泣くことです。
これにより呼吸を覚える、丹田に力を込めて腹圧をかけ横隔膜を動かすことで、全身の筋肉にスイッチを入れることを覚えます。

4歳児くらいを見ると、お腹がパンとはって体幹部がしっかりしてる子供はたいがい運動能力が高いですし、大きな声で挨拶もできます。これはもう10年間で何百人という子供を見て来てまず間違いないです。

これはどこで差がつくのでしょう?

まず先天的な遺伝はありますが、一説によると、ハイハイの時期が長いと体幹部が鍛えられるのだそうです。アメリカでは、プロのパスケ選手にするためにわざと2歳まで立たせないという話もあるそうです。

そしてもう一つは、幼少期に思いっきり大声で沢山泣かせてあげるということも大切じゃないかと思うんです。

腹式呼吸ができて、歌が上手い人は頭も良く、運動神経も良い人多いですよね。以前元アナウンサーの人に話を聞いた時に、おなじく声を商売にしているアナウンサーもじつは運動能力が高い人が多いという話を聞いたことがあります。

しかしハイハイにしろ大声で泣くということにしろ、現代の日本の住宅事情だとなかなか厳しい所はあると思います。部屋が狭ければ、すぐに壁に手をつき立ててしまいますし、ずっと大声で泣かせていたら苦情が来てしまいますね

ですので私の教室では、クマさん歩きと、大きな声で気合いを出すこと、挨拶をすることを重要視しているんです。

思いっきり体を動かして、思いっきり大きな声を出す、昔はその辺で勝手にできたことも最近はできないような風潮ありますから、せめて道場の中ではそういった部分を大切にしたいです。

そしてその上で礼儀作法を教えていきます。静と動の両面からアプローチするのが武道です。

だいたい人間が持っている本能的な能力をまず開花させてあげないといくら技術を教えても強くはなれませんから、、、、

だから子供の泣き声がうるさいとかいう人は、人間の能力開発を阻害する人だと思うんです

そういえば欧米では電車の中で、赤ちゃんが泣いてても誰も嫌な顔一つしないそうです。

もう少し日本人も、寛容な心で子育てがしやすい風潮になればいいのになと思います。

 

 

総合格闘技 空手道禅道会 武道空手少年クラブ麻布十番教室では、新規会員を募集しています。港区、品川区にお住まいの3才から中学生までが対象です。元気な子供にはしつけ、礼儀作法、大人しい子供には大きな声で元気の良い挨拶、運動能力改善、いじめないいじめられない護身術、投げ技、関節技も学べる総合武道の空手です。元気で優しい空手キッズが新しい仲間の参加をお待ちしております。
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