先日の稽古で、始まる時泣き出しちゃってお母さんから離れない子がいました。
様子を見てすかさず
「いいよ、体調悪いなら今日は無理してやらなくて。その代わりキチンと座って稽古見学してなさい、それならできる??」
と、優しく話ししたら、うなづいたので、お母さんからわざと距離を置いた所に胡座をかかせて座らせました。
そして何事も無かったように、稽古を進めて行きます。
子供には正座ではなくても、ジッとしているというのはとても辛いことなんですね。
見てないふりをしながら、途中後ろの壁にもたれたりすると
「見学でも後ろの壁に寄っかかっちゃダメだぞ、みんな頑張って稽古してるんだから失礼でしょ?」
そうやって、気にしてあげてるよとさりげなくアピールしておきます。
座禅と一緒で長い間座ってると、だんだん心が落ち着いて来ます。そして子供なりの内観が始まり、ただ座ってることに苦を覚え出します、そうするとそれなら動いた方が楽しいかな?とだんだん意識が変わっていくのです。
そして顔色やオーラが明るくなる頃合い見て
「座ってるだけじゃ退屈でしょ、一緒やれば?」
とか
「ミットの相手が一人足りないんだよ、ミット持つのだけでも手伝ってくれない?」
と声をかけるとどんな子でも
「ウン」
とうなづいて入ってくればこちらのものです。
稽古が終わる頃には、何事も無かったように笑顔でみんなとはしゃいでいます。
そして終わった後で褒めてあげます。
「今日はシンドかったのによく頑張ったな!」
そしてお母さんにも
「頑張ったから褒めてあげてください!」
と伝えます。
次の週には笑顔で稽古に参加してくれると思います。
後からお母さんに聞いたら、前回ミット打ちで強い子と当たって、「ミットが怖い」と言っていたそうです…
子供は、まだ不完全な人間です。
とくに幼児や低学年の頃は、精神的にムラがあるのは当たり前で、ちょっとした苦痛で心が落ちてしまうことがよくあります。
その時にどう対応するのか?
それはもうその子の表情を見て、感を働かせるしかありません。
時には、大きな声で叱り飛ばす方が有効な時もあります。ただジッと座っているにしろ、叱りつけるのも一時的にそれ以上の苦を与えて、それよりも稽古に参加する方が良いと脳に判断させることは一緒なんです。
ただし、他人に押し付けられたものと、自発的モチベーションが生まれて来てそこから行動するのは、まるっきり違うものです。
前者には不信が、後者には自信がついて来ます。
今回の件で、少しでも自信がついてくれたなら何よりです。空手で強くなれたわけですから。
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