空手で楽しく強くたくましい子供になる

2018.5.28武道空手小平市鷹の台

いよいよ間近に迫ってきた、関東地区審査会。

6月の審査会は、基本稽古、移動稽古の他に組技審査と言って、受け身と突き蹴りを使わずに行う組手が審査項目となります。

「空手なのに突き蹴りを使わない?」

いわゆる柔道や柔術のようなものです。

相手と組み、投げる、倒すで1ポイント、抑え込むで1ポイント、1分間で合計ポイントを競い合います。

私たちの空手はこのような技術を身につけることで、真の実践性、護身性を持つ武道空手を習得するシステムなのです。

今のご時世、”空手でケンカが強くなる”なんてことは必要無いのかもしれませんが、実際にもし身に危険が生じたとき、掴み合いにならないことはありません。

女性が後ろから抱きつかれた、押し倒されたとして、組合いの技術を知っていればそこから脱出することもできるでしょう。

また警察や自衛隊などが使う逮捕術、制圧術としても、相手を倒す抑え込むというのは必須の技術です。

そう突き蹴りだけ学んでも、実戦の場で活かすことは難しいのです

(殴った蹴っただけじゃ過剰防衛になってしまいますしね)

かといって、では組技の技術だけ知っていれば良いというものではありません。

全力で殴りかかってくる相手に対して冷静な処理を求められるには当然突き蹴りによる攻撃を知らないと、防御はできません。

どんなスポーツでもオフェンス(攻撃)とディフェンス(防御)があり、まずオフェンスから覚えますよね?

そういった実践性、護身性を安全なルールの元で身につけられるのが、武道空手少年クラブの元になっている禅道会空手の特色なのです。

空手で楽しく強くたくましい子供になる

さてこの日は審査会に向けて、組技稽古中心に行いました。

みんなだいぶ基本となる、大腰という技ができるようになってきたので、試合で使う応用技を学びます。

首投げ、首投に対する返し技、さらにその返し技、、、、

見本を何度か見せてあげたら、二人組になって自分たちで練習、できるようになったら先生に見せにくる、そこで修正してあげて何度か繰り返すとできるようになる組ができます。

そうしたら今度はその組みの子達は他の子たちにアドバイスをしに行く。

こうすることによりみんな楽しく技を覚えるようになります。

こちらから一方的に教えるのではなく、自発的モチベーションを高めてあげる、さらに人に教えることによってアウトプットしより知識を落とし込む、、、、

みんなワイワイ楽しそうにやるので、どんどんできるようになっていきます。

これは昔からやっている私の技術伝達方法で、とくに組技の技術を覚えるには効果てきめんです。

普段は基本の反復をひたすら厳しくやっているので、なんというか脳のアンテナがパカって開いてすぐに身につくんです。

そして最後に実戦の組手をやるとみんな技にトライして行き

「先生できたーー」

って声が聞こえてくるんです。

この日もたくさんそういう声が聞こえてきました。

子供が楽しそうに取っ組み合っている姿は、強くたくましく見えるものです。

それを見ている親御さんたちの嬉しそうな顔もまた微笑ましかったりして、、、、(笑)

さああとは審査会当日良い結果が出ると良いですね!!

来週の稽古は、体育館が使用できないので小金井本部道場での稽古となります。

審査会前の仕上げにはふさわしい場所かもしれません、楽しみです。

 

 

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