空手教室に体験に来たけどお母さんから離れない子供を稽古に参加させる秘密の方法

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空手教室をやってると、お母さんは入会させたいけど、本人が嫌がるというケースが多々あります。

家では

「空手頑張るよ!」

と張り切って出て来てもいざとなると、

「ママと離れたくない!!」

と、くっついて

「ほら〇〇頑張って来なよ!」

と言っても、なかなか勇気が出ません。

こういう子を稽古に参加させるには、ちょっとしたコツがあるんです。

まずは場所と人に慣れる

慣らし保育と一緒です、お母さんと一緒に数回来て、道場で遊んでもらってるだけで構いません。

その間に何回か話しかけたりして、ハイタッチしてみたり、抱っこしてあげたり私にも場所にも少しずつ慣れてもらいます。

そして頃合いを見てある日お母さんに帰ってもらいます。

当然子供は泣き叫びます。

「マーマー!!」

と、お母さんはみんな心が張り裂ける思いでしょう。

しかし、だいたい10分もすれば、ケロッと諦めて少しずつみんなの真似をし出します。

テレビやYou Tubeで、部屋に隠しカメラを置いて飼い犬の様子を撮影してるのを見たことありませんか?

飼い主が家を出ようとすると、遠吠えをし一生懸命甘えるのですが、居なくなったのを見計らうと

「ヤッホーー!!」

って、机の上に乗ったり楽しそうに自由に遊びまわる(笑)

そして遊び飽きると寝て、飼い主が帰ってくると、またキュンキュン甘え出す

あんな感じです。

子供の適応能力って凄いんです。

集団の中でこの人の言うこと聞かなきゃいけないってすぐに察知し出すんですね。

そして最後にお母さんにめいいっぱい褒めてもらうことを繰り返せば、バッチリです。

しかし中には、しぶとい根性のある子もいるんです。

ずっと「ママー!!」って泣き叫ぶ。

こういう子はエネルギーが高いので、将来有望選手になる素質があったりします。

ウチとしてもぜひ欲しい人材でもありますし(笑)そういう時は最近禁じ手を使うんです。

「空手一生懸命頑張ってたら、先生がiPhoneで写真や動画を撮ってあげるよ。それでお母さん帰って来たら見せてあげよう、きっとお母さんはカッコいいって喜んでくれるよ」

それで写真や動画を横から撮ってあげるんです。

そうするとあら不思議、さっきまで泣いてた子が、だんだん頑張り出すんですね。

そして稽古後お母さんが迎えに来た時に
目の前で写真や動画を、一緒に見せてあげるんです。

「〇〇君こんなに頑張ってたんですよー」

って。

そして最初からお願いしておいて、メチャメチャ褒めてもらうんですね。

まあ仕込んでいなくても、我が子がいない間に頑張ってたとなると、お母さん達はたいがい感動して褒め讃えてくれるんですけど。

そうすると脳内のニューロンに

「一人で空手頑張ったら、お母さんに注目してもらえるんだ」

という、情報がインプットされて、次からはニコニコ楽しく稽古に参加してくれるんです。

今どきの生まれた時からスマホで写真を撮られている子供ならではですね。

しかしこうやってグズる子供には、ある共通点があります。

それは、妹弟がまだ生まれたばかりで小さい、嫉妬心でいっぱいで、少しでも離れたらお母さんの愛情が取られちゃうんじゃないかって、怖がってるから離れられないのです。

子供はお母さんに注目されたくて、ありとあらゆる手段を使います。

時にお利口さんになったり、時にギャングになったり、本人なりのマーケティングで、一番お母さんが注目してくれる人格を選ぶんです。

そうやって人間の性格は作り出されます。兄弟間の母親の愛情の取り合いから出来上がるんです。

だから兄弟で似た性格の子は100パーセントいません、同じキャラになったら注目してもらえませんから。

ですから走り回った子供に、過敏に叱り続けていれば、

「あっ走り回ったら注目される」

とどんどん走り回る子になりますし、

泣いたらすぐに反応してくれるお母さんなら泣き虫ちゃんになってしまう。

中には、病気になれば構ってもらえるって、やたらお腹痛いって言ったり、実際に熱を出たしたり、、、

どんなにいつも怒られてばっかりの子も、病気の時はお母さんに優しくしてもらえますからね。

ただそういう子が大人になったらどうなるか、想像したら怖くないですか?

世の真理として、物事は増長し加速します。上に行けばどんどん上に行くし、下に落ちればどんどん下に落ちて行く、上行ったりした行ったりしてバランス取ることが一番難しい。

ですので、叱れるのも褒められるのも、子供にとっては”注目されてる”だけのこと、褒めて伸ばすも叱って伸ばすも本質は変わりません。

どうせならストレスたまらない”褒めてあげる”の方がお互いの精神状態には良いに決まってますよね。

ただこの褒めるって行為、何気に難しくかなりの訓練が必要なんです。

ちなみに父親だとここまでの効果は難しいです。

男性が女性に勝てない部分ですね。

まあまた気が向いたら、”褒める技術の訓練”その方法書きますね。

 

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