水曜日の武道空手少年クラブ小金井教室は、その日の帯上の中から私が指名して、ストレッチ、基本稽古まで号令をかけさせます。
ソラで号令がかけられるくらいキチンと稽古内容をマスターしてない人間に黒帯を渡すわけには行きませんし、人前で堂々とリーダーシップを取れる人間に育って欲しいという私の願いでもあります。
しかし最近の子供達はこれを嫌がります。
中にはわかっていてわざと少し稽古が始まったころを身計らって道場に遅れて来たりする子供もいるくらい(苦笑)
それでいざ号令をかけさせると、普段なら覚えていることも緊張して真っ白になり、順番を間違える、声は小さい、結局私に怒鳴られる(笑)
そんな中でも、継続して号令をやらせて行くとだんだん慣れて来ます。
そしてそれが試合結果にも反映するんです。
試合に勝つためには、技術や体力が必要なのは当然です。冷静に戦略を練れ集中できる頭脳と心も必要です。
しかし一番大切なのは、恐怖に打ち勝ちここ一番で技を仕掛けたり、一歩踏み込んだり、相手にプレッシャーを与える、勇気、気迫という気力なんです。
この気力を養うのが基本稽古や移動稽古だと私は考えています。これが元々ある人間でしたらもしかしたら必要無いのかもしれません。
しかしうちに来てる子供の半分以上は、親御さんから弱気で大人しいので元気にしてくださいと言われている子供達です。(半分は元気がありすぎるのでそれをコントロールできるようにしつけをお願いしますという子供です。)
ですからいくら恥ずかしがり屋さんや緊張するような性格でも高々人前で号令をかけるくらいの緊張感の中でも気力が出せる子供にしなければいけません。
これが養えた子供は、他のスポーツに行っても上手になるし、勉強などで目標設定してあげるとキチンとクリアできるよう成長して行きます。
たかが号令、されど号令…これくらいのプレッシャーやストレスは稽古の中でこれからもどんどん与えようと思っています。
もちろんその後の稽古内容でそんなストレスはすっ飛んでしまいますから。
総合格闘技 空手道禅道会 武道空手少年クラブ小金井教室では、新規会員を募集しています。小金井市、小平市、西東京市、武蔵野市にお住まいの３才から中学生までが対象です。元気な子供にはしつけ、礼儀作法、大人しい子供には大きな声で元気の良い挨拶、運動能力改善、いじめないいじめられない護身術、投げ技、関節技も学べる総合武道の空手です。元気で優しい空手キッズが新しい仲間の参加をお待ちしております。
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